県政トーク

 湖南地域振興局地域振興課の皆様と

 2003年1月24日(金)19:00〜20:30

 参加者 14名

 

湖南地域振興局(以下湖南):湖南地域なくして滋賀県はなしと言われている。

産業では引っ張っているのかもしれないが、観光の方はまだまだと言って。湖南

地域観光戦略会議で議論をしている段階なので、皆様からもご意見を伺いたい。

 安らぎや癒しなどの時代になったと言われている。従来型の団体旅行的なマス

ツーリズムから、地域の個性や地域文化とのふれあいを大切にする「居心地の良

さ」を求める観光旅行に変化してきている。地域の目玉をつくることが求められている。

 これからは、観光とまちづくりを結びつける必要がある。

 ドライブ観光が増加し、公共交通を利用した観光は減っている。

 高速交通網整備の進展に伴う移動時間短縮による旅行者の選択肢の拡大により、

観光地間競争が激化している。

 本格的高齢社会の到来により、観光においても公共交通、観光施設、宿泊施設等

のバリアフリー化の促進が必要になっている。

 高度情報通信化や携帯電話などの急速な普及に伴い、ITはいまや観光業界にとっ

ても顧客獲得のための不可欠な手段となりつつある。

 観光振興局の意義と効果は、イメージアップ効果、文化の振興、経済の活性化、

生涯学習やボランティア活動等市民活動の推進、ふるさと意識の醸成につながると

思われる。

 湖南観光の特徴は、多様な観光資源を有していること、交通の要所に立地してい

ること、県内居住者の日帰り客が大半であること、滋賀県内でも観光消費額が一番

低いことが挙げられる。各市町村で観光振興策をしているが、十分に連携できてお

らず、広域的な観光振興が必要である。またニーズの多様化にどのように対応するのか?

観光関連産業等の連携をどのように強化していくのか?バリアフリーに向けてどのよ

うに対応するのか?等の課題がある。

 

市民:観光客の数は、どのように数えているのか?

湖南:1000人以上が集まる所の入場券や宿泊で人数を数えている。

市民:琵琶湖博物館の入館数が減っていますね。

市民:観光ボランティアの一期生である。最近は、大津−石山−草津宿本陣−こんぜ桃

源郷へ行くことが多いようである。草津宿本陣近くにあるマンポを定期的に掃除してい

る。草津宿本陣へ観光客をご案内している時に、いつも交通の不便さを感じている。

市民:故郷を大切にする会で、故郷の情報を集めている。群馬県の草津が有名すぎて、ど

うしても滋賀県の草津の印象が薄くなってしまう。もっと自分たちも、まちのことを勉

強しようと考えている。草津宿本陣の通りは、ひとが少なく、にぎやかにしていきたい。

夏のお祭として、江州音頭をやるようになった。

 湖南地域全体でまちをにぎやかにしていく必要があると感じている。湖南地域で初めて

山、海、里が揃うわけで、全体で見せる工夫が必要だ。京都の場合、泊まらないといけ

ないほどの観光資源があるが、なかなか湖南地域で泊まってまで見るところまでいかない。

湖南:湖南地域は、泊まって観光するところまでは難しいでしょう。

市民:草津は例えば、平家の落人の舞台であったところでもあり、江戸時代では近松門左

衛門、明治時代では坪内逍遥らが取りあげており、様々なロマンのある場所だ。

市民:現状と課題が説明されたが、どれが重点課題か。

湖南:それを整理する段階である。

市民:PRが不足している。小学校は週休二日制になっており、もっとPRするべきでは

ないか。

市民:草津の小学校では、草津市の観光のPRはされている。県の観光の情報のPRが来ない。

市民:草津塾の方で、大垣の中学校が修学旅行で来た時に、琵琶湖の話をさせていただいた。

旅行業者も修学旅行の争奪戦になっていて、そのプログラムにNPOが加われないかと模索している。

市民:NPOがどのように関われるのか?長浜や愛東町は、NPOがまちの活性化をしている。愛東

町の菜の花プロジェクトは、観光と環境NPOを結びつけている。草津でも環境NPOもたくさんあり、

観光と結びつけられないだろうか?最近、天井川の跡地利用で、エコミュージアムを通じたまちづくり

を模索する動きも出てきた。

市民:湖南観光のPRは東京だけではなく大阪でもされているのか?学習旅行等を考えるとすると、大

阪にマーケットを絞る必要がある。

湖南:大阪にはおいていない。東京銀座にPRする事務所がある。環境もよい観光資源になりますね。

草津の場合、新住民が多いことから、まず草津の良さを新住民の方に分かってもらい、リピーターを

増やすことが必要なのかもしれません。

市民:3月に琵琶湖博物館で、使える博物館を考えるイベントがありますね。

湖南:琵琶湖博物館は確かに観光客が減少しているが、本来、30万人の方にリピーターになってもら

うことが戦略だと聞いている。

市民:大学の先生らが作られる観光プランには、住んでいるひとの意思がほとんど入っていない。もっ

と委員会のあり方を見直し、NPOもどんどん参加できるようにする必要があるのではないか。考え

るひとを増やすことも必要だが、やるひとを増やすことも必要。NPOはただ考えるだけではなく、やる。

湖南:新住民の方が本当にリピーターになってもらう工夫が必要ですね。

市民:草津には目玉がない。群馬の草津は「湯の草津」なら、滋賀の草津は「水の草津」で売り出した

いですね。私は、川だけは大切にしたい。

湖南:姥が餅は、草津塾本陣で食べられるのでしょうか。

市民:あの周辺では、脇本陣でしか。しかし脇本陣は、新しい観光客の方にとって入りづらい。

市民:外国からの観光客は少ないですね。

湖南:京都があるから。

市民:草津には、在日ブラジル人の方が暮らしている。ただし日常生活が大変で、観光には結びつかない。

市民:大阪平野では、まち全体が博物館になっている。草津感風隊の活動をしているが、平野でやってい

るひとが「観光ではなく感光」だと言っていたことがヒントになっている。草津という地域をフィールド

ワークするひとたちが、草津の風を感じ、まちを見る視点を養うことを目的にしている。平野では、商店

街全体が盛り上げている。

市民:平野の商店街は、商売という形というよりは、ひと集めという形でやっている。草津宿本陣周辺

で商売が成り立つところは少ない。そのため空き店舗が増えている。空き店舗をNPOの拠点にしてに

ぎやかにすることから始めないといけないのではないかと思う。

市民:空き店舗に、シニアネットやまちづくり図書館とかすると、面白いですね。

市民:草津市と湖南地域振興局と県との連携も必要ですね。

市民:今、本陣、脇本陣、街道交流館が月曜日全て閉館になっている。市民の方に任せることで、閉館

なしにできればと考えている。

市民:天井川のマンポは必要ですか?

市民:残すべきだ。

市民:天井川の跡地利用を考えている「天井川ストーリープロジェクト」では、マンポは残すことが必要

だと言っている。

市民:商売人としては、マンポをなくして欲しい。

市民:「トンネルを抜けると、宿場町だった」という雰囲気がまだ残せている。その雰囲気を残していくべきだ。

湖南:天井川跡地利用は、観光の目玉になるかもしれませんね。

市民:ワークショップという形で、いろいろな議論のプロセスを整理していくのが、天井川ストーリープロジェ

クトの役割になると思われる。

市民:市民はただ要望を言うだけではなくなってきた。しっかりと事業を提案する。

市民:湖南地域は、大学の役割も大きい。もっと学生が草津のまちを知って動く工夫ができればいいのだけれども。

草津は明確なターゲットが絞りきれないでいる気がする。世代ごとでターゲットを絞って観光を考えるべきではないか。

市民:長浜の黒壁は、離れているから観光の戦略を取らざるをえなくなった。草津は、ビジネスをする場所、住む場所

になってしまう。

市民:住んでいるひとも住みやすいまちであれば、観光客も来る。

市民:観光の目玉をつくらなくては。

湖南:鮎の里では、おいしいものがあって、観光客が食べにくる。何か付加価値が必要ですね。